ニュースで「金の価値が高騰している」と言っていました。アメリカと中国が対立している影響で、現物資産である金への信頼感が高まっているそうです。ニュースでは買取ショップに金のバー(インゴット)や、アクセサリーを持ち込むお客さんが映っていて、500万円だの100万円だのと価格が告げられていたので、庶民の私は衝撃を受けました。そんなに高いなら私も壊れたアクセサリーを売却してみようかなと思い、2社にLINEで査定を依頼してみました。そのうちの1社「リファスタ」では、なんと壊れたピアスの針にも500円の見積もりを出してくれ、一緒に出してみたヴィトンのバッグは30,000円前後との結果が・・!金額だけでなく、査定の精度ももう1社に比べて高いと感じました。今日は、実際の査定結果比較、貴金属の値段の決め方、業者比較の際チェックすべきポイントをまとめてレポートします。
【金・プラチナ・宝石・ダイヤモンド・ブランドジュエリーの専門買取】
LINE査定結果の比較
まずはリファスタとA社で行った、LINEでの査定結果について。
リファスタの場合
営業時間外に送信した依頼は翌日から査定開始となります。私は夜中の3時に14個の品物データを送信して、査定結果が届いたのは翌日の13時でした。写真は複数枚。ほかに、ブランド、購入日、重量などを分かる範囲で送信します。コンディションを10段階で記入するのですが、「厳しめに見て」と注意書きがされており、なるべく現物を見ての査定に近い結果を出そうとする誠実さを感じました。

気になる査定結果はこちら(一部)。
①【4℃】一部紛失のピアス:500~800円前後
②【ブランド不明】片方だけのピアス(プラチナ?):500~800円前後
③【ブランド不明】ピアスの一部:500円前後
④【ヴィトン】バッグ:30,000円前後
⑤【ティファニー】錆びたネックレス:1,500~2,000円前後
⑥【ゴールディー】片方壊れたピアス:金メッキのため買取不可
壊れたピアス系は大体500円位なんですね。HPには、0.1g~査定可能と書かれていたけど、ピアスの針なんて小さいから0.1gすらないかもしれないのに、値段をつけてくれたのは驚きです。③なんて本当に使い道がないのに、500円で買い取ってくれるとは・・。メルカリじゃ絶対売れないのに!!
一番高値がついたのは、試しに送ってみたヴィトンのバッグ:30,000円前後。やはりヴィトンは需要があるんですね。
値段がつかなかったのは金メッキ製品。⑥ゴールディーは名前からして絶対金だと思っていたのですが、「金メッキは買取不可」との返事に驚き、ゴールディーのHPで調べたら、確かにメッキでした・・。後で書きますがA社では金として査定結果が出ていたのですが、実物を見てメッキだと分かったら買取不可になるんだろうと思うと、初めからメッキと見抜き確かな査定をしてくれた方が有難いと思いました。
A社の場合
ネット検索で上位に挙がってきたA社にもLINE査定依頼をしました。A社はHPに「壊れていてもOK」と特に書かれていなかったので、初めから値段がつきそうなものだけ2点送ってみました。選んだのは上記⑤のティファニーと、絶対金だと思い込んでいた⑥のゴールディー。
リファスタと違い、送るのは写真のみで、詳細データは不要。ざっくりした価格を伝え、詳細は店舗もしくは宅配買取での査定で・・ということなのでしょう。楽だけど、いざ買取依頼をしたら値段が下がった・・となると残念ですね。
⑤【ティファニー】錆びたネックレス:「商品名〇〇」なら3,000~8,000円前後
⑥【ゴールディー】片方壊れたピアス:K10なら2,276円/g、Sv925なら50円/g
特徴は、「〇〇なら」と条件つきであることと、金額の幅が広いこと。写真しか見ていないから「〇〇」じゃない可能性も十分あるし(実際⑥ゴールディーはメッキだったし)、LINE査定の精度は過信しない方が良さそうです。
⑥ゴールディーに至っては1g当たりの金額を教えてくれているだけなので、正直HPの相場表見れば分かる。まあでも、実際の査定がどうなるかはさておき、記載された文言自体は”嘘をついていない”、正しい内容なのだと思います。
貴金属の買取価格の決め方
LINE査定を2社に出してみて、「なぜ金額に差が出るのか?」と素朴に疑問に思った私。金・銀の値段って共通じゃないの・・?リファスタのHPで金の相場表を見ながら考えていたら、「ぴこーん」と通知音が鳴って、左下に「ご質問があればお気軽に」と、チャット画面が現れました。これはチャンスと思い、疑問をぶつけると、サポートスタッフの方がチャットで答えてくれました。
つまり、こういうこと↓
買取価格=ショップが独自に決める「相場」×重量+α(デザイン性など)
「金性」というのは18金とか10金とかいう「金の純度」のこと。「相場」は、各ショップが「金の国内公表価格」をもとに、金性ごとに決めているのです。
例えば8/26の場合は・・
金の国内公表価格:5,570円
ショップ毎の買取価格相場表(一部抜粋)
リファスタ | A社 | |
24金・インゴット・500g以上 | 5,414円 | 5,570円 |
18金 | 4,127円 | 4,183円 |
5金 | 696円 | 記載なし |
つまり、純度の高いインゴットの場合はA社の方が高い相場になりますが、逆に純度の低い5金はA社の相場表には記載がなく、取扱ナシのもよう・・。
また、デザイン性などで金額が上乗せされる「+α」についても会社により異なり、アクセサリーなら金以外の宝石の価値や、全体のデザイン性、人気度を加味して金額を上乗せしてくれる会社もある・・という訳です。
リファスタの強みは、純度の低い金も取り扱いしてくれることと、人気ブランドなら+αも可能性があるという事ですね。だから私の壊れたピアスにも値段をつけてくれたということか・・納得。
業者比較のチェックポイント
ネット検索すると貴金属の買取業者がたくさん出てきます。どこも「高額買取」「宅配OK」など同じようなことが書かれているのですが、細かく見ると手数料、宅配時の送料などに違いが出てきます。そこで、業者比較の際にチェックすべきポイントをまとめてみました。
相場表
まずは相場表。リファスタとA社の比較でも分かるように、同じ金性でも業者によって価格が違います。純度の低い金性の相場も要チェックです。
壊れた貴金属、少量でもOKか?
業者によっては壊れたものはNGだったり、100g~、10点~など制限があります。リファスタは壊れたものもOKで、1点~、0.1g~買取可能です。
貴金属以外の買取もあるか?
ブランド品の服やバッグの買取も行っている業者は、ジュエリーが付いたバッグなども高額買取が期待できます。
手数料は無料か?
手数料とは、
- 査定料
- 査定後に「やはり売らない」となった時のキャンセル料
キャンセル料がかかると、低い査定額でも売らざるを得ない・・となりがちなので要注意!
宅配査定もOKか?
宅配で査定ができると、店頭に行く時間と交通費が節約できるだけでなく、遠方にいても比較的高い東京の相場で売却できるというメリットがあります。宅配でチェックすることは、
- 宅配査定が無料か?
- 宅配キット(梱包材)は無料か?
- キャンセル時の返送料は元払い(業者負担)か?
- 事故・紛失時の補償はあるか?
ちなみにリファスタの場合、手数料は原則無料ですが、すべて値段が付かなかった場合は返送が着払い(顧客負担)になります。宅配査定を出す時は必ず値段が付くものを1つは入れるべし、ですね。事故・紛失時の補償は30万円までは無料。それ以上を希望する場合は5,000万円まで保険をかけられます。
信頼できるか?
貴金属の買取はここが一番ではないでしょうか。HPの相場表では高額なのに、実際査定に出したら色んな理由をつけて低い値段を提示される・・という詐欺っぽいのに遭遇するのが一番怖い。リファスタの場合は、次のような点が信頼できるポイントだと思いました。
- サイトに公表している相場表価格での買取を100%保証している
- インゴットの分割精錬もしており金のプロフェッショナルである
インゴットの分割精錬とは
インゴットとは、純度が高い金のバーの事。どんな人が持っているのかなと思ったら、相続で親からもらうという人もいるそうです。大体500gとか1kgなのですが、売却益が50万円を超えると所得税の対象となり、110万円を超えると贈与税の対象となるので、そのままではせっかくもらっても税金を取られてしまいます。これを1本100gのバーに分割し、1年に1本ずつ売却したり贈与したりすれば、所得税・贈与税を節税する事ができるというわけ。
分割精錬サービスをしている会社は他にもあるのですが、分割後のインゴットの価値が大きく下がってしまうケースもあるそう。その点リファスタは国内の提携工場で確実に分割精錬し、輸送には日通の貴金属運送を利用するなど、体制がきちんとしていて安心できるという点が特徴です。
おわりに
8/26時点の金の国内公表価格は1g:5,570円。5/6には4,622円だったのに、3カ月ちょっとで1,000円も値上がりしてるのは確かにすごいですね。やはり金を売却するなら今がチャンスなのかもしれません。店頭に持っていくのは恥ずかしいけど、見積もりだけでもしてみたい・・という方は、LINE査定・宅配査定に一度出してみてはいかがでしょうか。私もピアスの針、持っていても使えないしメルカリでも売れないから、相場が下がる前に買取を依頼しようと思います!